初 勝 利!!

約1年をかけ、4度目の挑戦で初勝利しました!小規模な大会であるため、ささやかな一歩ですが……自分にとっては大きな一歩に感じます!
そんなわけで、今回の試合について振り返っていきたいと思います!!
試合までの経緯
1年の振り返り~2024最終戦へ向かうところで……
2024年1月に、所属ジム主催のアマチュアキックボクシング大会に初参戦し、敗北。
隔月で開催されているので、3月に再び参戦するも連敗。
5月の大会は、約10日間の旅行帰りの直後であったため、その間の練習不足と体重調整の時間が無いため見送り。
7月に参戦し3連敗(涙)。
9月大会も旅行直後の日程となったため、5月同様の理由で見送り。
以上の経緯から……2024年最後の開催である11月大会に照準を定め、次こそ勝利を!と練習に励んでいたところだったのですが──
ケガをしてしまいました!!
10月上旬、身長20㎝、体重15㎏ほど上の方とマススパーを行っていた際のこと。
私のミドルキックが伸びきる瞬間に前蹴りを合わされ……膝が瞬発的に強く伸びる形になってしまいました。
『内側側副靭帯損傷』と診断され、人生初の接骨院通いが始まりました!これはこれで、手技が気持ち良かったり、機械治療の効果に感心したり、先生の励ましが心強かったりしてとてもいい経験にはなったのですが(笑)
11月の試合に間に合うだろうか……と思いながら治療を進めていたところ、運が自分に味方しました。
”12/1にジム主催の大きな大会を開催する準備のため、11月のアマチュアキックボクシング大会を延期する──”
間に合うか間に合わないかギリギリの治療計画だったものが、確実に間に合う!参戦確定!に変わった瞬間でした。
ケガの功名?スタイル変更待ったなし
私は、キック中心のムエタイスタイルが好きで、Youtubeでもムエタイ系のテクニック動画ばかりを探し、ジムで試していました。しかし結果は3連敗。先生たちもやんわりと「そのスタイルでは難しい」と伝えてくれていましたし、自分でも薄々感づいていました(笑)
そんな中、ケガの影響で1か月ほどキック禁止となり、その間パンチだけをひたすら磨き続けました。やっていくうちに少しづつパンチでの攻防に自信が出てきて、このままキックを少し付け加えるだけで良いのではないか?と考え始めました。
もともと参考にしていたムエタイ選手たちは”3分5ラウンド制”のプロです。私が参戦しているアマチュアキックボクシングは2分2ラウンド。最大15分と最大4分では、やるべきことが違うというのは当たり前です。
というわけで、スタイル改造に着手しました。
【ムエタイスタイル】
ナロースタンス、後ろ重心アップライト、キック多め、ステップ少な目
↓↓↓
【ボクシング(ボクサーファイター)スタイル】
ワイドスタンス、真ん中重心、パンチ多め、ステップ多め
ざっくり言うとこんな感じで変わっていけるように練習をしました。
新スタイルでの作戦
土屋パーリングシステム
スタンスを広げ、ステップでの動きとパンチを増やしていく新しいスタイルにふさわしい作戦を考えていきます。
とはいっても、全く新しい作戦を取り入れるわけではありません。過去に実践したことがあったものの、ムエタイスタイルには上手くハマらなかったものが新スタイルにはハマるかも!と思って作戦に組み込んだのが以下の動画です。
いつも参考にさせてもらっているYoutubeチャンネル『smilekick【キックボクシング】』さんの動画で、以前当ブログでも紹介しており、7月の試合でも使いたいと思っていたものです!
動画の4:25頃からの”土屋パーリングシステム”(以下TPS)なるものなのですが、ざっくり説明すると……
ワンツー潰しの2連パリィで、対オーソの場合は左前に出ながら行う。2連パリィのテンポそのままに右ストレート(右パンチなら任意に変更可)まで繋ぐ
というものです!
私が特に有効だと感じた部分は「ワンツーを待たなくても良く、ただ構えているだけの相手に自分から仕掛ける形でも使える」という点です!!詳しくは動画を見ていただければよりわかると思います☆
7月の試合でこの攻撃がうまく行かなかった理由はいくつもあり……
①相手とリーチ差があった
②相手の構えが開いている
③相手が「まずはジャブから……」という形で入ってこない
④自分自身パンチに自信が無い
こんな所だと思います。それでも、上記の要素それぞれに対して「今回はイケるんじゃないか」という感覚がありました。その最大の要因はやはり、スタイル(構え)の変更によるものです。
スタンス(足を広げる幅)を大きくとることで踏み込みの幅が大きくなり、①のリーチの差も克服しやすくなる。また、④のパンチへの自信。これは蹴りが使えない期間ずっと広いスタンスで練習する中で徐々についていきました。一般的にも、スタンスを広げる方がパンチは打ちやすいとされています。
②に関してですが、TPSをするには左前への踏み込みが重要です。この踏み込みの幅が小さいと、相手の正面で左手のガードを広げただけになってしまいます。広げた構えの相手に仕掛ける場合はより顕著になります。なのでナロースタンスを継続していた前回は使えませんでした……。そもそも広がった構えなら単純に真ん中を打ち抜く狙いで良いのですが、策に溺れた自分には出来ませんでした(笑)また、相手の右ストレートが強烈だったので真ん中を狙うとそれが飛んでくるのでは……という圧力にもやられていました。
ジャブが来ても来なくても入っていけるはずのTPSですが、③に関してはいまだに少し難しい問題だと考えています。相手がそれなりの頻度でジャブを打ってきて初めて「打ってくる時」「打ってこない時」が分かり、そこからTPSを攻めで使うか受けで使うかを選択できるような気がしています。
相手がジャブをほとんど使わず、ストレートから入ってくることが多い場合……今の自分にはTPSが上手く使える気がしませんね……。ストレートを含め、パンチプレッシャーが強烈な相手には次の作戦で対処する予定でした!
ちなみに、最後は右のキックまで繋げられれば1番だとも考えていました。ワイドスタンスなのでスイッチ左ミドルは遅くなりますし、また相手の左側に動くので右のキックを打てば相手の真正面に当てられるからです。
シールドガード
最近見るようになった、海外のボクシングテクニック解説チャンネルからネタを拝借(笑)
https://youtube.com/shorts/knxT2IS0_4I?si=ya9TvgMSxn0gN72N
身体を右に捻って、畳んだ左腕で顔全部を覆うように守る形が”盾”を扱っているように見えますね!!
動画の中では、ワンツー→シールド→ストレートと、ジャブ→シールド→ストレートの2つの使い方が示されています。
ここであることに気づきました。これは、基本中の基本のコンビネーションの場合フックが入るタイミングだな……と。
となると、先ほどのTPSの2手目、すなわち2回目のパリィ(相手の右手の外からフック軌道で押さえに行く)と置き換えられるのでは!?
つまりパリィ→シールド→ストレート。2回目のパリィで左前へ進むTPSとは違い、シールドのタイミングでは正面に踏み込みます。
これで、ジャブやワンツーを多用する相手に対するプレッシャーのかけ方が2種類になりました。TPSでは角度をつけて、パリィ→シールドなら真正面に圧を掛けられます。
基本のコンビネーションと言えば、ディフェンスを交えたものもあります。ボクシングをご存じの方であればお気づきの方もおられると思いますが、このシールドを使うよりも、スウェーバックやバックステップ、ウィービングやヘッドスリップなど、かわす系のディフェンスを用いた方が良くないか?という疑問が生じます。私がジムで練習したり、元々知っていたコンビネーションもかわす系を組み込むものでした。
この質問を投稿者に直接ぶつけている方がおり、またその回答もありました!私も腑に落ちたので、この場で紹介します!(笑)
Q.このコンボにおけるシールドの意味は何ですか?コンボを決めて、距離を取る方が防御が確実だと思います。
A.場所を譲らないことです。距離を取る方が防御面で確実なのはその通りですが、その分相手が前に来れば(場所を譲れば)ジャッジに悪印象となる可能性があります。また、下がってしまえば再び攻め込むのが遅れるので、ワンツーとストレートが分離し、単に2回攻めたような形になってしまいます。
……とのことです。英語でのやり取りをYoutube上の翻訳機能で訳したものに、がっつり意訳を加えた文章ですが、伝わるでしょうか(笑)
質問、回答ともにスウェーやバックステップなど、真後ろに下がるディフェンスを想定している感じがしますが、私個人がさらに掘り下げて考えてみたところ……ウィービングやヘッドスリップでも同じことが言えるのではないかと思います。
例えば、動画の中の
ワンツー→シールド→ストレート
を、
ワンツー→右ヘッドスリップ→ストレート
に変えてみます。こちらの方がむしろポピュラーなコンビネーションですね。
ここでの右ヘッドスリップは、こちらのワンツーに対して相手もワンツーを打ってきた際の最初のジャブをかわす想定です。反応が早い相手の場合、ジャブをかわされた時点でかわした方向の逆に動いてくることが考えられます(こちらが右にかわすと、相手も自分と同じだけ左に回る)。こうなると最後のストレートに優位性が無い。これもまた、自分が一方に動いたため、その逆方向を譲ったから起きることなのかなと。
相手が返してくるパンチに対して直進してシールドで押しつぶすように受けた場合、相手はガードの上からとはいえパンチをヒットさせているので危機感を持ちにくい。こちらはシールドガードをしながらストレートの溜めが出来ているので優位性があるのかな?などと考えたりしています(笑)
ちなみに、シールドからストレートを打つだけでも十分に使えそうだなと思いました。とにかくパンチを打ちながら前進してくる相手に対してシールドで凌ぐ。横を向いて丸まって嫌がっているんだと思わせられれば、その後のストレートがカウンターになるな、と。
この、強いパンチをシールドで凌いで返すというものが、前章(TPS)の③相手が「まずはジャブから……」という形で入ってこない、というものへの対策でした!実際に、試合2週間前くらいのマススパーの中で、前進してくる相手に対して有効でした!!
※注意点!!
ボクシングチャンネルから拝借したテクニックなので、キックは考慮していません!このシールドの形は、右のキックに弱いですね……身体を右に捻る際には、左の膝裏、脇腹を相手にさらしてしまいます。シールドの形で長い間とどまらず、一瞬相手の眼前に壁が迫るくらいの感覚で使うと良さそうです☆(それこそ動画投稿者は超スピードですしね(笑)
試合直前の気づき!?パンチプレッシャー
3連敗した最大の要因として”プレッシャーを与えられるしっかりしたパンチが無い”というものがありました。今回の試合に向けて練習を重ねていく中、もう本番も直前と言えるタイミングで先生から改めてこの指摘がありました。
「キレのある単発の攻撃は大事です。初心者同士は、コンビネーションをコンビネーションで返すような攻防をしがち。それだとお互い出て、引いての繰り返しになり、自分から展開を作っていくことが出来ません。
強く、速く、大きい攻撃でプレッシャーを与えて、相手のリーチや反応を探るんです。それには、ステップを大きめに使ったジャブが一番簡単」
とのこと。これを直後のマススパーで早速試してみました!
まず、以前の自分は相手にプレッシャーをかけていないまま左ミドルキックを打っていました。これだとパンチで反撃されてしまい、こちらから仕掛けても主導権が相手に移ることが多かったです。
今回、大きいジャブを数回見せてから左ミドルキックを打ったところ……反撃自体はあるものの、見るからにその威力、スピードが鈍ったのです!!
この「聞いて、試して、即実感」出来た体験は強烈で……良くも悪くも、後述の試合内容に大きく影響しました(笑)
また余談というか補足なのですが……過去のメモに、似た内容のものがいくつかあるな、と。
メモを見返してみます。まずは7月の敗戦(パワーに手も足も出なかったという内容)の直後のもの。
「マススパーのような力感のせいで、攻撃全体のパワー、スピードが半端です。しかもそれら全てを当てようとしている。これではしっかりとした1発を返されたら全部吹っ飛びます。当たると怖いと思わせられるキレのある攻撃を、当てない間合いで『捨て攻撃』のように見せていく。その中で相手のディフェンスや反撃のリズムを探り、本当に攻め込むべきタイミングを探るんです」
と教わったことが書いてありました。更にメモを見返していくと、私がプレッシャーの強い相手に苦戦し、攻略法を相談した際のものがありました。曰く……
「イレブンさんは、ジャブが手打ちかつ短いことが多い。左足の踏み込みとともに、しっかり速く、強くジャブを突くだけでも相手のプレッシャーは弱まります」
この項目の、先生からの言葉を3か所太字にしました。1つ目は今回の試合の直前(4戦目。2024/12)。2つ目は7月の試合直後(3戦目。2024/7)。3つ目は私が初めて試合をした日よりも遡った2023年10月に聞いた言葉でした!!
3回とも、その当時の私の課題や先生の想定したシチュエーションは微妙に異なるのですが……お気づきの通り、この太字部分は同じことを言っています。私は1年以上かけて、膝の怪我まで経てようやくこの話が分かったような気がしたのです!!!(笑)
まとめ 立ち回り
上記を踏まえて、試合での立ち回りを事前に想定しました。
まず、これまでのムエタイアップライトをやめ、ワイドスタンス、フットワーク、パンチ多めで戦う。
強く、速く、大きいジャブを打っていく。相手の反応を見定め、繋げそうならインローへ繋ぐ。後ろ足を寄せて、前進しながらの左ミドルキックも。ジャブが効いていれば反撃されにくい。
ここまでの攻撃で相手にプレッシャーがかかっているなら、自分から相手の構えの手を押さえに行く形の”攻めのTPS”。シールドを作りながら飛び込み、右のパンチに繋ぐのも可。最後にキックまで繋げるとより良い。
相手がプレッシャーを押し返そうとパンチで攻め込んできたら、パリングでさばく”受けのTPS”。打ち合いになるならシールド→ストレート。パンチで返していけるなと思ったらキックまで繋ぎたい。
……ざっくりとこんな感じです!!
今までの経緯がこうで、今日までにこういうテクニックに出会い、こういう理由で作戦に取り入れます……という流れをここまで長く書きましたが、エピソードや具体的な説明を取っ払うとシンプルな物です(笑)
前回までの作戦が長すぎたので、このくらいがちょうどいいはず!!ということで試合当日を迎えます!!!
試合当日
前回の試合が5か月前(2024/7)でしたが、それ以降私は常に体重を一定に保っていました。
なので今回の計量は、毎朝体重を確認しながら、3日前くらいからほんの少し食べるものに気をつけただけ。かなり簡単に済みました。
今回も60㎏以下の階級での出場です!!
ちなみに……私は身長165cmなので、本当はもう少し体重を落とし、階級を下げて試合をする方が良いのかもしれません。しかし、体重を落とせるかどうかのプレッシャーは、試合そのものと比べても正直怖いですね……また体脂肪率が10%ほどなので、これ以上落とすには特殊な減量法が必要になってくるでしょう。
今回の相手選手は、初めてとなる年上の方!!しかも私が通うジムの、いくつかの支部の中でも同じ支部に通っているとのこと!!たまたま通う時間帯が一切重なっていないため、試合当日が初対面となる方でした。
……それでも、なんだかんだで事前に情報は入ってくるもの。どうやら、ジム入会が比較的最近で、パンチ技術に特化した支部にも別に通っており、すね当てなどのキック用品はつい最近買い揃えたとのこと。
そんな話を教えてくれた方曰く「ほとんどパンチしかないし、その構成もシンプル。とにかく前に来ると思うんで、イレブンさんのキックを当てれば間違いない!あと、今までの相手と違って体も大きくない。身長はイレブンさんと同じか少し低いくらいじゃない?」と。
当日になって、セコンドについてくれる先生からもほぼ同じことを言われました。正直楽観視してしまいそうな内容です。
しかし、ここが大事!
前回の敗戦における重大な問題。それは、直前の情報によって作戦に迷いが出たこと。すべてが半端になり、何もできずに負けました。その二の舞を演じてはいけない。
ですので、何を聞こうが先述の作戦を遂行するための集中を切らさないようにしていました。
そんな中、試合前のルールミーティングが行われ、その後は各自ウォーミングアップをする時間がありました。ここにも余談が一つ。
私を教えてくれている先生も現役選手。この日の少し前である12/1に試合を行い、圧勝したのですが、その際に感じたことを私にアドバイスしてくれました。
「試合前のウォーミングアップは『ここまでやるか?』と思うくらい多めにやって良い。練習の時にスパーリングを何本もするとして、その1本目が最高の出来になることはほとんど無く、徐々に調子が上がっていくはず。その好調を本番の1ラウンド目に出すために、ウォーミングアップでしっかり息を上げて、汗を出しましょう」
とのこと!!!
なるほどなるほど……と思ったところで、話を試合直前に戻します。
各自リングに上がって、ウォーミングアップをするのですが、第一試合開始が近づくと当然それも出来ません。また、初めて試合をした時は友人知人と話をしすぎて集中を保てませんでした(笑)わざわざ応援に来てくれた人には挨拶をしますしね!
また、選手と観客で会場がいっぱいになってしまっており、試合の時間前までしっかりとウォーミングアップする場所が取れませんでした。せっかく参考になる話が聞けましたが、こんなオチです(汗)
ただ、この日のメインイベンターの選手は、そんな状況も見越してか、お互いに足を止めて、素手で軽くパンチの攻防のドリル(パターンが決まった動きの確認)を行っていました。流石だと思いましたし、次回以降も同じ状況になる可能性が高いので自分もドリルを用意しようと思いました!!!
試合開始
そんなわけでいよいよ試合開始。満足いくウォーミングアップは出来ませんでしたが、以前の試合よりはしっかりとやったことと「強く、速く大きい攻撃をはじめに」と決めていたことから、今までで一番緊張せずに入っていけました。
結局、最初の攻撃としてチョイスしたのは左ミドルキックでした。本当はジャブが理想でしたね……なんだかんだで自分はキックが好きだということでしょう(笑)
その後は、準備してきた大きいジャブを打ちこんでいきました。が、相手選手も初出場で気合いが入っているので、プレッシャーで簡単に下がってくれるわけもありません。むしろ大きく踏み込みながらワンツーで攻めてきました。
この攻撃を食らったわけではないのですが「骨太だな……体幹の強さも感じるな……」という感覚がありました。その後、キックをカットされたり、キック同士が交錯する中でも同様の感覚が強まりました。
本番でしかわからない感覚を経て、作戦は徐々に崩れていきました。私は、相手選手のワンツーを嫌って、そのワンツーが通ってくるラインを避ける攻防を取り始めました。ワンツーの間合いの外からのジャブや左ミドル、ガードしてからのローキック、そして大きいフック……。
特にこの大ぶりなフックに関しては、試合後の周りからの評判が最悪でした(笑)
「なんですかあれは(笑)あんなんやってなかったじゃないですか(笑)」と何人もの人に言われてしまいました(涙)
この場で言い訳をしますと、膝の怪我でパンチしか練習できなかった時に試していて、結局使わないことに決めていたオーバーフックです。短い試合時間の中でもすぐに見切られるであろうパンチなので、1、2回見せて、それをフェイントにして次の技に繋ごうか、などと考えていました。しかし、ジムの先輩に「いくら何でも大振り。1回見せてその後引っかけるつもりかもしれないけど、1回目でカウンター食らうかもよ?」と言われて不安になったのでボツにした……はずなのですが(汗)
相手の骨太さを感じて、直線パンチには直線パンチという正面衝突を嫌った結果、頭を傾けながらの大振りのフックという攻撃を選んでしまいました。なまじ練習していただけに、出さない予定なのに出してしまった!格闘技は本当に難しい……。
自分でフォローしてもむなしくなるので最後にしますが、一応……一応……このフックは3、4発はクリーンヒットしました(笑)ただ、自分でもおっかなびっくり打っているせいか、相手を倒すほどのダメージになっていませんでした。こんなに大振りなんだから当たったら倒せよ……とセルフツッコミせざるを得ません(笑)
緊張はしていなかったつもりですが、やはり本番ならではの消耗がありました。しかし「残り何分」などのセコンドからの声は良く聞こえました。「残り30秒」と言われた時点でかなり疲れていましたが(インターバルは1分間ある……その間にそれなりに回復できるな)と試合中に考えることが出来ました。これは過去3試合の経験から来たものなので、活かされてるなと思いました。
その他、試合中に聞こえたセコンドの言葉は「真っ直ぐをもっと入れましょう」です。これは、先述の大振りなフックを辞めろということです(笑)また、私の方がリーチが長かったので、ワンツーで入ってくる相手を正面から押し返せ、ということでもあります。私は直線ラインでの勝負を避けてしまっていたので、それを直せと。
1ラウンド目が終了し、インターバルに入ったところで追加注文が入りました。真っ直ぐをもっと、には前蹴りも含まれると。確かにリーチで勝っていますし、相手はパンチを打ちながら入ってくるので前蹴りは適した攻撃です。
また「このままのペースでも勝てます。けどもっと勝負できます。ハイキックも当たるかもです。攻めましょう!」とも言われました。
2ラウンド目、期待以上でも以下でもないくらいに体力が回復しました(笑)
練習ではラウンド間のインターバルは20秒なので、本番ならではの疲れがあるとはいえ1分のインターバルがあるとそれなりに回復します。相手選手も同じでしょうから、序盤は1ラウンド目と同じような攻防になりました。その後、1度だけしっかりと前蹴りを入れたことと、ローキックでバランスを崩して転ばせる展開。またシールド→ストレートが決まったことで、相手選手をややスローダウンさせました。
そこから……右腕を前に伸ばしてプレッシャーをかけ、後ろ足を前足に大きく寄せながら前進し、思い切り左ハイキックを振り抜きました!
これがヒット!人生初、ダウンを奪いました!!
しかしハイキックを全力で当てるのは初めてのことでしたし、すね当てとヘッドギアもある。そして何より相手選手がナイスガッツにより再び立ち上がって来たので、試合は続きます!
……が、ダウン奪取から試合再開の時点で残り1分。あとはさほど見どころ無く試合が終了しました。時折、評判の悪い(笑)左フックが単発でクリーンヒットしたりしましたね。
試合終了後
ダウンを1つ取っており、全体的にも優勢であったため、ジャッジ3-0により判定勝ちすることが出来ました!!
そして、記事冒頭のメダルをついに手に入れることが出来ました!!!
1年間の挑戦が、4度目で一区切りです!
妻、イレブンワークス”いつメン研修会”の3人、応援のためだけに会場に来てくれたジム仲間と喜びを分かち合いました!!!
しかし、まだこの日の戦いは終わりません。私の練習仲間も2人(私含め3人)この日試合なので、その戦いぶりを見届けます。
特に練習で一緒になる回数が多かったHさん!
ミットを持ちパンチを受けている中で私が「Hさんの右ストレートはド迫力です!開始早々に1発ぶちかませば、仮に当たらなくても脅威になるはずです!」と声掛けしていました。
するとなんと──
右ストレート1発目でよろめかせ、2発目で倒してしまいました!秒殺KO!!圧勝!!!
もう一人のTさんは、大接戦の末ドロー……私より年上でも頑張る姿を日ごろから見ています。次こそ必勝です!!
仲間内の戦いが終わり、大会も終盤。メインイベントとして実力者同士のハイレベルな戦いが始まる手前くらいのタイミングで、今回の対戦相手であるSさんにご挨拶。
イレブン「今日はありがとうございました。体幹の強さを感じました。ちょっと後頭部にパンチが入っちゃってすみません……」
Sさん「いえいえこちらこそ。後頭部とか気づきませんでした。強かったです。ありがとうございました」
こんな会話を交わしながら、その日1番のハイレベルな戦いを二人で見届けました。
Sさんとはこの日初対面でしたが、時間がずれているだけで同じジム、同じ支部に通う仲間です。ここで戦ったのも何かの縁。今度は練習仲間としてご一緒したいなと思いました。体幹の強さの秘密がわかるかもという期待もあります(笑)
大きな怪我を負った方などもおらず、大会が無事終了しました!!
私と妻と”いつメン研修会”メンバーでこの日応援に来てくれたA君、B君、Cさんの5人で会場から近くのマックに直行し、勝利のマックパーティーを(笑)
そして興奮冷めやらぬまま、近所の公園でちょっと身体を動かして遊びました!!!
また研修会をやりましょう!と約束して解散。私たち夫婦も帰路につき、長い(時間にしては短い?)一日が終わりました。
まとめ
Sさんは、自分にとって初めての年上の対戦相手でした。格闘技歴も浅いとのことで、周りからは「楽勝で勝ってくださいね!」なんて言われていました。
しかし正直苦戦しました。細かいテクニックやスピードでは勝っていた自覚があるのですが、攻撃を当てて手ごたえがあっても前に出てくる心身のタフさや、交錯した際に感じた骨太さ、体幹の強さにたじろぎ、真っ向勝負を避けてしまいました。
最初からヒット&アウェイを目標にしていたのなら、今回の内容でもそれほど悪くはないように思います。しかし、今回の目標は”スタンスを広げた新スタイルでパンチ勝負をする”だったので、未達です。
新しいスタイルが馴染んでいなかったのでしょう。スタイル変更のきっかけになったケガが10月で本番が12月。プレッシャーを与える大きいジャブに気づいたのは、12月の本当に試合の直前のことでした。
大きいジャブでプレッシャーを与えきれずに距離を詰められた時、ステップで距離を外してしまっていました。本来なら踏みとどまって”受けのTPS”を使うはずでした。
プレッシャーがかかっているかどうかでTPSの受け攻めを使い分けるのが理想でしたが、7月以前から準備していたTPSと、付け焼刃の大きいジャブを上手く併用できなかった。これを馴染ませるのは今後の練習しかありません!!!
2025年も隔月ペースで試合が開催されます!!しかし、今回ようやく勝利したので……少し休もうかと思います(笑)ダメージの蓄積も1度しっかり回復させておきたいですしね!
ただ、今回の感覚や課題は忘れないようにしたいと思います。もうすでに試合後何回も練習に出ていますが、今回の課題を踏まえた動きを突き詰めているところです。
(でも、実はときどき封印したはずのムエタイアップライトを使って遊んでます(笑)
最後にこの長い文章のまとめにもなる、先生による総括を!
「勝った上で課題が明確ってのが1番良いですよ!」
それではまた!!!