イレブンワークス

~主夫→起業のキセキ~

3/17 アマチュアキックボクシング2戦目のまとめ!

こんにちは!イレブンワークスのイレブンです!!

 

また試合に出たんですが、また負けました!!(泣)

冒頭で結論を明らかにすると読みやすいと聞いて(笑)

 

しかし、ちょっと今回は、試合の結果よりも問題かなと思うことがありました。

目次の後、まずその点に関して説明していきます。

発信者としての”迷い”

こちらをご覧ください。

 

イレブンワークスの『X』アカウントは、以下のような目的を持って運用しているつもりです。

 

 

1月の試合からすぐに次回参戦の打診があり、アマチュアキックボクシングでの勝利を中心目的とする日々が続くことになりました。

発信内容をそれに従わせると、アカウントの方針が「アマチュアキック必勝への道」といった感じの一辺倒になってしまわないかな?という懸念が。

しかしそれも言い訳にすぎず、本当は『努力を隠して勝ったら発表』したかったという横着な心持ちがあったのではないかなと。

『趣味としてのキックボクシング』は当初の目的に含まれているのだから、時期によってはそれに集中していても何もおかしくありません。ですから、やはり自分は時代錯誤にも下積みを隠したいという性根があったようで……反省です!!!

 

……と、そんな私のごく個人的な反省はさておき、試合についての話を(笑)

前回の反省を踏まえた作戦、事前練習

前回からの最大の課題『手数』に関しては、間合いを計るためのジャブや、ガードを叩いて反応を見るためのパンチといった「”ニセモノ”のパンチ」で稼ぐつもりでした。

その他の作戦をざっくりと箇条書きにしていくと……

・右ミドルより左ミドル

・パンチに対してはキックで返す

・攻撃、迎撃ともに左ミドルを絡める

・左フックカウンターからのコンビネーション

などなどです。これらをパターン化したミット打ちを、試合への対策として行っていきました。

また、例によって、私の面倒を見てくれるジムの先生から、相手選手の情報ももらいました。

「やっぱり総合格闘技MMA)の練習をしている子なんで、ミドルキックが多い攻め方は慣れていないと思います(総合格闘技でキックを多用すると、脚を掴まれて倒されてしまいます)。身体を正面に向けてどんどん前進してくるので、前蹴りも入るでしょう。パンチ主体ですからローキックも入るでしょうし、相手のローキックはイレブンさんなら見切れるでしょう」

とのことでした……ポジティブ要素が多くて、逆に不安になったのが正直なところです(笑)

実際の試合展開

前回の反省を踏まえ、試合前に必ずやっておきたいストレッチ、ミット打ちの内容、精神集中のために唱える言葉などなどをルーチン化し、こなしました。

試合開始!前回に引き続き、相手選手は高校生!前情報ほど勢い任せという印象は無かったものの、パンチ主体で攻めてきます。

私は作戦通りキックで応戦。

1Rが終了した時点では、相手はパンチ、こちらはキックでほぼ互角とセコンド(先ほどの先生です)も判断してくれました。

インターバル中にセコンドから「顔面に対してのプレッシャーがかかってません。パンチを打ちましょう」との声かけが。

このアドバイスに対して、私は違和感を覚えました。しかし、1分しかないインターバルの時間はあっという間に過ぎ去ります。今のアドバイスをどう活かすか……なにも思いつかないまま2Rに入ります。

2Rになると相手選手の圧力が増し、こちらがキックで応戦しきれずに下がってしまうシーンがやや目立ちました。深く踏み込まれすぎて、カウンターの左フック、左ミドルがクリーンヒットしません。

するとセコンドから「印象が悪いです!良い印象つけましょう!」と声が飛ぶのですが……どうすればいいのかわからないまま試合は終了し、判定負けとなりました……。

試合内容を振り返って

動画や、先生との振り返りで見つけた反省点。

パンチが少なすぎ、キックが単発

最大の課題『手数』を、出しているように見せかけるための、間合いを計るジャブやガードを叩くパンチ。これらは、相手は何もしなくても出てくる選手だったため出番がありませんでした。

この見せかけのパンチからキックに繋ぐ作戦のはずが、パンチが不要になったとなると──そう、キックを単発で出すだけの戦いになってしまったのです。

そして、出て来てくれる相手なのだからカウンターの左ミドルが当たる!効く!と思い込みすぎてしまい、強振を繰り返したためスタミナも失いました……。

安易に後退させられる

ムエタイ・アップライトスタイルで戦う場合、極力後退しないように、と先生に教わっています。

理由までは教わりませんでしたが、スタンスが狭く、ステップを使いづらく、動きが遅くなるスタイルなので、一度後退してしまうと再び前に攻めていくのが遅れ、そのうちにさらに後退させられ……という負のサイクルが起こるからではないかと考えています。

そんなスタイルで戦うには、まず相手に「前に出にくいな」という印象を与えなければいけません。

ここで、試合中のセコンドの言葉「顔面へのプレッシャー」です。やはり顔に向かって飛んでくる攻撃が一番本能的に嫌な物。ニセモノのパンチすら打っていない私は、相手選手の顔面に一切プレッシャーをかけていなかったことになります。

相手選手は、1Rの私を見て「こいつキックしかないな……」と思い、2Rで「キックはもらいながらでも前に出れば良いだろう。顔を打たれる心配がなさそうだし」と圧力を増したのでしょう。

思い切り真っ直ぐ踏み込んでくるようになった相手に、横回りの軌道を描く左ミドルのカウンターはクリーンヒットしにくい。これは、野球で例えるならホームベースを跨いでピッチャーに正面から向き合い、投げ込まれる球を、横に振ったバットでとらえようとするようなものです。こんなことをしたらほぼデッドボールになるでしょう(笑)

試合中、セコンドからはこんな声もかかっていました……「真っ直ぐの攻撃をもっと出して!」

私が押し込まれつつあることを見ていてくれたわけですね……真っ直ぐには真っ直ぐをぶつけて押し返せ!と……。

こういった形で、用意したカウンターも使えなくなり、当初の作戦がますますハマらなくなっていったのです。

顔面へのプレッシャー

改めてになりますが「顔面へのプレッシャー」について。

作戦、事前練習、そして実際に戦った結果の振り返りを見ていて気が付いたことがありました。私は、プレッシャーを与えるも押し返すも、すべてミドルキックで行おうとしていたのです!!

相手によっては、それでうまく行くかもしれません。しかし、今回は前に出ながらパンチで攻める相手。顔面を打たれる心配がないのなら、キックだけ覚悟すればパンチで飛び込める!と考えたわけです。

「プレッシャーにも、上、中、下段がある」ということ……こんな単純なことに、ようやく気が付きました(汗)

そのうえで、試合のインターバル中に覚えた違和感について振り返ってみました。するとその正体が判明──

「顔面へのプレッシャーをかけたことが無いから、かけろと言われてもやり方がわからない!!」というものでした!!!

パンチで相手を攻め立てる、下がらせるという練習を全くやってない!キックにこだわり、パンチを軽視しすぎ!!これが敗因でしょう(笑)

次に向けて!!

K-1のレジェンド、魔裟斗氏が、よく解説席で言っている言葉があります。

「パンチ当てたいなら蹴らなきゃ。蹴り当てたいならパンチしなきゃ」

これは前回の試合の後にも噛みしめたはずでした。しかし、私はこの言葉を根本的に誤解していたのです。

”ニセモノ”のパンチを見せれば、蹴りが当たるのだろう、と──。

ニセモノでは上段へのプレッシャーにならない。しかも今回はそのニセモノすらろくに出なかった。これでは頼みの蹴りも当たりません。

ホンモノのパンチを身に着ける。これしかありません。

この1つの結論に向かって、また練習を重ねているのですが……。

結論は1つでも、道筋は無数にあるようで……今3つほど見えているところなので、整理してみます(笑)

 

ムエタイ・アップライトのまま、パンチを増やす

メリット

・「いつの間にかこのスタイルが好きになっていた」という、自分の”気持ち”を大事に出来る←おセンチですね(笑)

・これまで磨いてきたものを根底から変えずに済み、上乗せするだけでいい。

デメリット

ムエタイ・アップライトは、首相撲からの膝蹴りや肘打ちありで、3分5R戦うムエタイルールに適したもの。2分2R、首相撲と肘打ち無し、ヘッドギアにレガースありのアマチュアキックボクシングで勝ちやすいスタイルに変えなくていいのか?という迷いが捨てきれない。

・蹴りが打ちやすい今の構えのままで、パンチを増やせるのか?蹴りに逃げるクセが抜けないのではないか?という不安。

・キックでは判定ポイントが取りにくい。効いたけど相手は我慢しているというキックよりも、効いてないけど少し顎を上げさせることが出来たパンチでは、後者が支持される。

 

クラウチングスタイルに変え、パンチ、ローキックでプレッシャーをかけていく

メリット

・これまでより圧倒的にパンチが打ちやすくなる。足幅を広げるだけで、本当に劇的に打ちやすくなる。

デメリット

・今までのキックの頻度やバリエーションは少なくなる。

・相手のキックをカットしにくくなる。

・顔面を打ち合うことに慣れていく必要がある(これまではほとんどなかった)。

 

MMAファイターのように、フットワークを使いながらヒット&アウェイをする。

メリット

・パンチは打ちやすく、お互いに打ち合う時間は減らせる。

デメリット

・出入りを繰り返すため、スタミナ消費が激しい。

 

③については、最近②から分離した項目なので掘り下げが浅いですね(笑)

それはさておき、次回までにどの戦術を突き詰めていくべきか……。

早めに見定めた方が、その分長くスタイル固めの時間が取れます。

しかし……。

どれも試してみると楽しいので、しばらくは3つすべて試しながら行きます(笑)

 

2戦続けて結果が出なかったことに関しては面白くありません。しかし、キックボクシング自体は本当に面白いです☆

なので、楽しむ気持ちを忘れず!そして、楽しみながら取り組んだことが今度こそ結果につながるように!!

また次回、頑張ります!!!