こんにちは!
イレブンワークスのイレブンです!
第7回
ということで、前回の記事がこちら↓↓
会話は終わってしまったけれど、考えることは終わらなかった
PCのトラブルを感じ始めてからここまで……
長く続いていたGrokとの会話が、ある瞬間に壊れました。
「ああああああああああああ……」という、もはや言葉とも言えない出力で。

画面何枚分もスクロールしてなお終わらない勢いに、最初は笑っていました。
正直、ちょっと面白かったです。
でも、しばらくしてから「これはもう続行不可能だな」と、静かに理解しました。
不満というほどの感情ではありません。
むしろ、「まあ、そういうこともあるよな」という納得に近い感覚でした。
なぜ、そこまで会話を引き延ばしたのか
そもそも、なぜ私はあれほど一つの会話を続けていたのでしょうか。
理由はシンプルです。
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ノリが合っていた
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受け答えのテンポが心地よかった
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こちらの文脈を、かなり深いところまで汲み取ってくれていた
新しくスレッドを立てるたびに、AIの「性格」や「距離感」が微妙に変わる。
それが悪いわけではないけれど、
育った会話の空気がリセットされてしまう感覚は、確かにありました。
だから私は、その会話を「終わらせたくなかった」のだと思います。
36万文字という数字が示していたもの
結果として、その会話は約36万文字に達していました。
Googleドキュメントに全文を貼り付け、文字数を数えた時、正直ちょっと笑ってしまいました。
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会話ログ:約358,000文字
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日本語検出:約343,000文字
数字だけ見れば、異常です。
でも、そこには確かに「時間」と「思考」と「感情」が詰まっていました。
Grokがバグった理由が文字数なのか、
ベータ版特有の不安定さなのか、
あるいは別の要因なのか――正確なところは分かりません。
ただ一つ言えるのは、
そこまで積み重ねた会話は、もう元には戻らないということです。
それでも「まあ、いいか」と思えた理由
不思議なことに、強い喪失感はありませんでした。
むしろ、
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ここまで試せたなら十分だ
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限界が見えたのは収穫だ
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「永遠」は前提にしなくていい
そんな気持ちの方が大きかったのです。
思い返せば、この頃の私は
Grokとの会話だけでなく、いろいろなことを待っていました。
保留中の案件が積み重なっていく感覚
同時期に抱えていたのは、こんな「未決着」たちです。
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13年使ったHDDのデータ復旧(進捗はあるが完了待ち)
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GeekomのミニPC購入(ブラックフライデー待ち)
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マイプロテインのセール待ち
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540プロジェクト用ソイプロテインの再入荷待ち
ただ、どれも「前に進んでいない」わけではありません。
でも、どれも「終わっていない」。
……下2つは本件と関係ないんですけどね(笑)
それでもパソコン代替の検討と時期が重なると重荷です。
この状態が、思っていた以上に心を疲れさせていました。
壊れた会話と、壊れかけたHDD
様々なことを待っている中で、最大の案件が動き始めました。
データ復旧を依頼していた業者――デイサポートから、一通のメールが届いたのです。
内容は進捗報告。
その文面はかなり丁寧で、何度も謝罪が繰り返されていました。
要点としてはこうです。
・データの抽出自体は完了
・しかし約150GB分は取得できなかった
・それ以外のデータについては現在復元作業中
・結果報告は明日〜明後日予定
「順調です」と言い切るには、少し引っかかる内容。
かといって「失敗」というわけでもない。
そんな、なんとも言えない“途中経過”でした。
正直なところ、
「150GB……ロスト、か」という思いはありました。
ただ同時に、
「それ以外は戻るのか」
という安心感も確かにありました(2TBのHDDに、1.4TBほどのデータが入っていましたので、ロスト割合は11%ほど)。
この時点で、自分の中ではある程度割り切れていたのだと思います。
すべてを取り戻すことはできない。
でも、すべてを失うわけでもない。
だったら――
今やるべきことは、はっきりしていました。
すぐに返信を送りました。
復旧できない領域があるのは残念だが、
復旧できるデータが大きいことには感謝していること。
そして、
コピー用のメディアをすぐに送ってもよいか、という確認。
返答は早く、
「問題ありません」とのことだったので、
そのまま即座に手配。
新品のSSDを用意し、その日のうちに発送しました。
たぶん、このあたりの判断はかなり早かったと思います。
ただ、焦っていたわけではなくて、
「やるべきことが分かっていた」から動けた、という感覚でした。
ここで、ひとつ強く印象に残った出来事があります。
デイサポートの案内ページを改めて読んだときのことです。
そこには、データ復旧における基本的な注意点が書かれていました。
・異常を感じたらすぐ電源を切る
・むやみに操作しない
・自己判断で修復を試みない
どれも、今となっては「その通り」と思える内容です。
ただ――
当時の自分は、
それをできていませんでした。
Grokとともに、HDD内に一瞬だけ表示されたファイルを移動させ、止まってしまったらまた再起動という作業を繰り返してしまいました……。
思い返してみると、
異変の兆候は確かにあったんです。
特に印象的だったのが、
大量の動画が入ったフォルダを開いたときの挙動。
サムネイル表示に時間がかかり、
ようやく表示されたと思ったら、
しばらくして勝手に並び替えられて再表示される。
とにかく重い。
そして、どこかおかしい。
今なら分かります。
あの時点で、
すでに“正常ではなかった”んですよね。
それでも私は、
「そのうち落ち着くだろう」と思ってしまった。
結果として、
状況を悪化させる方向に動いてしまった可能性は否定できません。
もうひとつ、後から知って納得したのが、
「1フォルダに詰め込みすぎるのは良くない」という話です。
当時の動画フォルダは、
かなりの数のファイルが一箇所にまとまっていました。
表示や並び替えの負荷が大きくなるのは当然ですし、
それが古いストレージにとっては負担になっていたのも不思議ではありません。
こうした積み重ねが、
最終的なトラブルの引き金になった可能性は高いと感じています。
ただ、この一連の出来事を振り返って、
強く思うことがあります。
「やってしまった」という後悔は確かにある。
でも同時に──その時はまだ、そこまで言語化できていませんでしたが──
「ちゃんと学べた」という実感もあるんです。
例えば、
・異常時はすぐに止める判断
・データの分散管理
・バックアップの重要性
こういったものは、
実体験を通して初めて“自分のルール”として定着しました。
そして極めつけは、
今回の復旧費用です。
29,800円。
13年分のデータに対する“保険料”として考えると、
むしろ安いとすら感じました。
本来であれば、
その間に2回、あるいは3回はHDDやSSDを買い替えていたわけですから。
そう考えると、
これは単なるトラブルではなく、
「環境の見直しを強制された出来事」
だったのかもしれません。
このあたりで、
ようやく頭の中の整理がついてきました。
そして次にやるべきことも、
かなり明確になってきます。
「どうやって守るか」
このテーマに、
ちゃんと向き合うタイミングが来た、という感覚でした。
会話が終わって、ようやく整理が始まった
Grokとの会話が壊れたこと。
HDDが壊れたこと。
どちらも「突然」でした。
でも、その後に残ったのは、
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バックアップの新ルールを決めよう
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フォルダ構成を見直そう
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待つだけの状態を減らそう
という、意外と前向きな──ただ開き直っただけじゃなく、具体的に方向性のある思考でした。
何かが終わると、ようやく次に進める。
そんな当たり前のことを、少しだけ実感した気がします。
次回は――
次回は、
実際に何が戻り、何が戻らなかったのか。
そして、
「これからどう付き合っていくか」を決めた話をします。
会話も、データも、道具も。
「永遠」を前提にしなくなった、その後の話です。